心も詞も及ばれず(読み)こころもことばもおよばれず

精選版 日本国語大辞典 「心も詞も及ばれず」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 も 詞(ことば)も=及(およ)ばれず[=及(およ)ばず]

  1. 思案に余り、形容のことばもない。想像もつかないし、ことばで言い尽くすこともできない。名状しがたい。
    1. [初出の実例]「平朝臣清盛公と申しし人のありさま、伝へ承るこそ心も詞も及ばれね」(出典:平家物語(13C前)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android