思ひ返る(読み)オモイカエル

デジタル大辞泉 「思ひ返る」の意味・読み・例文・類語

おもい‐かえ・る〔おもひかへる〕【思ひ返る】

[動ラ四]前と同じ気持ちになる。
年来としごろ悪を好むと云へども、―・りて善に趣きぬれば」〈今昔・一五・二二〉

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精選版 日本国語大辞典 「思ひ返る」の意味・読み・例文・類語

おもい‐かえ・るおもひかへる【思返】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 前と同じ気持になる。考えがもと状態になる。
    1. [初出の実例]「人をいひわづらひてこと人にあひ侍りてのち、いかがありけん、はじめの人に思かへりて」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋六・一〇五六・詞書)

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