数子草(読み)かずのこぐさ

精選版 日本国語大辞典 「数子草」の意味・読み・例文・類語

かずのこ‐ぐさ【数子草】

  1. 〘 名詞 〙 イネ科の一、二年草。各地の水湿地や水田などに生える。稈(かん)は高さ三〇~六〇センチメートルになり鮮緑色。葉は線形で長さ一〇~二〇センチメートルで、ふち鋸歯(きょし)がある。初夏、稈の先端に長い花穂を出し、淡緑色の扁平な小穂を密生する。飼料にされ、子実は「こじきごめ」という。小穂の並列する様子を数の子にたとえてこの名がある。むぎからぐさ。みのぐさ。みのごめ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「数子草」の解説

数子草 (カズノコグサ)

学名Beckmannia syzigachne
植物。イネ科の二年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android