曹長石緑簾石ホルンフェルス相(読み)そうちょうせきりょくれんせきホルンフェルスそう(英語表記)albite-epidote-hornfels facies

岩石学辞典 の解説

曹長石緑簾石ホルンフェルス相

ターナーやフェルホーゲンは,接触変成作用の場合にも角閃岩相より低温の条件に曹長石緑簾石共存を特徴とする変成相を考えた[Turner : 1948, Turner & Verhoogen : 1951].この相は接触変成作用の低温相で接触変成帯外側の代表的なものである.接触変成帯では非平衡が普通.鉱物組合せは緑色片岩相と類似する.以前にはこの相は曹長石緑簾石角閃岩相の中のアクチノ閃石緑簾石ホルンフェルス亜相とされていたが,その後独立した変成相とされた[Fyfe, et al. : 1958, Turner & Verhoogen : 1960].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android