松泉寺(読み)しようせんじ

日本歴史地名大系 「松泉寺」の解説

松泉寺
しようせんじ

泊村字東通ひがしどおりに昭和二〇年(一九四五)まであった曹洞宗寺院。山号は籟沢山、根室開法かいほう寺の末寺。明治一二年(一八七九)六月、根室開法寺二世小松梵光と越中長朔ちようさく(現富山県新湊市)徒弟広山賢光が、死者を弔う弔祭場と草庵の設立を出願、七月許可され、同年東沸とうふつ古釜布ふるかまつぷで溺死した国原駒吉の遺族から寄進された家屋を庵室(月心庵)とした。開基は賢光。同二〇年寺号公称が免許され、堂宇を高丘上に新築。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報