物置(読み)ものおき

日本大百科全書(ニッポニカ)「物置」の解説

物置
ものおき

別棟または住宅に隣接して設けられる収納スペース。物置に収納するものには、屋外で使用される自転車、乳母(うば)車、園芸用道具、ホース類、季節的に使用されるストーブ、網戸、簾(すだれ)など、いずれ処分する予定の古雑誌、古新聞、空き瓶類、小出しに使用する燃料(石油、(まき)など)や漬物類などいろいろある。

 設置の仕方には、収納するものの使用法や配置によって、独立して設ける方法、塀を活用する方法、庇(ひさし)や差しかけを利用して設ける方法、床下を利用する方法などがある。一般に間口を広く、奥行を浅くすると使いやすい。

 構造は、住宅の場合、木造かコンクリートブロック造のものが多い。湿気の防止と雨水の浸入には十分留意し、床は地盤から20センチメートルくらいは高くしておく。窓は収納の関係上、むしろないほうがよい。位置は、勝手口やユーティリティの近くで、主婦の使いやすい場所とするのが望ましい。物置の屋根を勝手口やユーティリティの入口まで掛け渡せば、雨の日でもぬれずに利用できる。塀や外壁を利用すると工賃が安くてすむ。近年は、簡単に組み立てられる金属製のプレハブ物置も市販されている。

[中村 

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の物置の言及

【納屋】より

…物を収めておくため,独立して作られた建物。同じ性格の建物には倉と物置があるが,倉が物を長期にわたって保存格納する性格であるのに対して,納屋はある行事や作業に必要な道具を格納し,ときには作業場として使われることもある。また,物置は雑多な物を入れておく建物であるのに対し,納屋は使用目的がしぼられた物を収納する。…

※「物置」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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