油池村(読み)ゆうけむら

日本歴史地名大系 「油池村」の解説

油池村
ゆうけむら

[現在地名]久美浜町字油池

川上谷かわかみだに川の下流、西側山麓の小さな谷の中に集落をつくる。裏は高い山に囲まれ、東に低い耕地が広がる。もと意布伎いぶき村と称したとの伝承をもつ。

中世末の丹後国御檀家帳に「ゆうけ 家百軒斗 大なる城主也 佐野殿」とあり、以下、小坂次郎・山内左京亮・山内新左衛門・藤田喜三郎の名が記される。慶長検地郷村帳に高一七三・一二石「油池村」とあるが延宝九年(一六八一)の延高で二〇九石余となった(天和元年宮津領村高帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報