日本歴史地名大系 「熊野郡」の解説
熊野郡
くまのぐん
〔原始〕
原始時代の遺物として、郡内より有舌尖頭器が出土している。
川上谷川中流の東岸丘陵部に、古墳前期と思われる前方後円墳
六、七世紀頃のものと思われる横穴式石室をもつ後期古墳としては川上谷川西岸の須田の
〔古代〕
熊野郡は初め丹波国に属したが、「続日本紀」和銅六年(七一三)四月三日条によれば加佐・与佐・竹野・丹波の四郡とともにこの時丹波国から割置され丹後国となった。天平勝宝元年(七四九)一二月一九日付東大寺奴婢帳(正倉院文書)に「奴倉人年弐拾陸
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報