浜田 初次郎(読み)ハマダ ハツジロウ

20世紀日本人名事典 「浜田 初次郎」の解説

浜田 初次郎
ハマダ ハツジロウ

明治〜昭和期の印刷技術家



生年
明治7年5月25日(1874年)

没年
昭和28(1953)年4月29日

出生地
石川県三谷村

学歴〔年〕
小学校卒

主な受賞名〔年〕
毎日新聞印刷功労賞〔昭和17年〕,藍綬褒章,紺綬褒章,緑綬褒章

経歴
明治33年上京、紡織機械鉄工所から石版印刷機の中村鉄工所に移り、43年自動紙差装置を考案した。大正3年日本で初めてのH型オフセット輪転機完成。10年浜田印刷機製造所を創業オフセット印刷機新聞輪転機製作改良に貢献した。特許申請192件、考案125件。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浜田 初次郎」の解説

浜田初次郎 はまだ-はつじろう

1876-1953 明治-昭和時代の印刷技術者。
明治9年5月25日生まれ。大正3年日本最初のオフセット輪転機を完成。10年浜田印刷機製造所(現ハマダ印刷機械)を設立し,オフセット印刷機,新聞輪転機を改良,製作した。昭和23年東京印刷製本機械工業会会長。昭和28年4月29日死去。76歳。石川県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android