日本の褒章の一つ。1918年(大正7)に、公益のために私財を寄付した者に授与するものとして制定された。現在は、公的機関や公益法人などに500万円以上寄付した個人、1000万円以上寄付した団体に贈られる。個人は褒章が授与されるが、団体は褒状になる。他の褒章のように春秋褒章として行われるのではなく、寄付の発生に合わせ、毎月1回発令される。1500万円以上の寄付者には木杯(もくはい)が併せて贈られる。褒章が複数回になる場合、褒章でなく銀色の飾版(しょくはん)が授与され、それが5個以上になると、5個ごとに金製の飾版1個と引き換えることになっているが、その対象は、この紺綬褒章受章者に多い。◇英訳名はMedal with Dark Blue Ribbon。