猿面冠者(読み)サルメンカンジャ

デジタル大辞泉 「猿面冠者」の意味・読み・例文・類語

さるめん‐かんじゃ〔‐クワンジヤ〕【猿面冠者】

猿に似た顔の若者。特に、豊臣秀吉の若いときのあだ名

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精選版 日本国語大辞典 「猿面冠者」の意味・読み・例文・類語

さるめん‐かんじゃ‥クヮンジャ【猿面冠者】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「冠者」は若者の意 ) 猿の顔に似た若者。特に、豊臣秀吉の若いころのあだ名。
    1. [初出の実例]「秀吉の面猿に似て、その心甚活発、鋭敏なりければ、猿面冠者と云ふ異名を得」(出典:日本読本(1887)〈新保磐次〉六)

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