由比牧(読み)ゆいのまき

日本歴史地名大系 「由比牧」の解説

由比牧
ゆいのまき

武蔵国四御牧(勅旨牧)の一。現八王子市四谷よつや町・弐分方にぶかた町一帯を由比野ゆいのと称し、そこを比定地とする説が有力。丘陵地帯の牧に適した地形を利用し、牧を営んだのであろう。「延喜式」左右馬寮にみえる貢馬は年に一〇疋。武蔵国御牧の貢馬を天皇御前に牽進する駒牽の儀は八月二五日が定例

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報