破茶碗(読み)われぢゃわん

精選版 日本国語大辞典 「破茶碗」の意味・読み・例文・類語

われ‐ぢゃわん【破茶碗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ひびのはいった茶碗。また、われて一部が欠けた茶碗。
  3. 癇癪(かんしゃく)が強いこと。また、その人。
    1. [初出の実例]「つかうど声の破茶碗(ワレチャワン)、はちわりましの弟の乳母」(出典浄瑠璃那須与市西海硯(1734)三)
  4. 完全でなく、きずがあること。また、その人。〔俚言集覧(1797頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android