神里村(読み)かんざとうむら

日本歴史地名大系 「神里村」の解説

神里村
かんざとうむら

[現在地名]南風原神里かみざと

喜屋武ちやん村の南方長堂ながどー川流域の小高い丘陵の南斜面に展開する村。カンザトゥ村とよぶ。「おもろさうし」巻八の二〇に「一 おもろねやかり(おもろ音挙がり〔歌唱者〕は)/せるむねやかりや(せるむ音挙がり〔歌唱者〕は)/けすのうれしかなしてた(下司たちの嬉しい愛しいテダ〔領主〕)/又 しよりもり ちよわる(首里森におられる)/おきやかもいかなし(御輝く御方さま〔王〕)/又 しまなかのかみ里の(島中の神里の)」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android