種任公福島御巡見日記(読み)たねただこうふくしまごじゆんけんにつき

日本歴史地名大系 「種任公福島御巡見日記」の解説

種任公福島御巡見日記(種任公巡見日記)
たねただこうふくしまごじゆんけんにつき

一巻一冊 鈴木与兵衛

成立 文化一四年

原本 町立高鍋図書館

解説 文化一四年高鍋藩主秋月種任の福島巡見に供をした鈴木与兵衛の帰城までの日記。九月二二日高鍋を出立、夜山仮屋着。二五日西林院着。二六日郡本を出立、大矢取巡見の後、郡本へ帰着。二九日露重へ回り一〇月一日川南方面、二日湊浦、三日金谷方面から高松方面、四日奴久見、五日秋山方面から奈留に回り、福島全域を人家二軒ほどの所まで巡見、八日夜松明を焚いて帰城した。諸県は奉行の巡見であったが、福島巡見は藩主みずからが行い、成果をあげたと思われる。

活字本 「史友会報」第一三号(高鍋史友会)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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