筆立(読み)ふでたて

精選版 日本国語大辞典 「筆立」の意味・読み・例文・類語

ふで‐たて【筆立】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 筆をたてにさして置く具。竹または陶製の筒などを用いる。筆筒。〔訓蒙図彙(1666)〕
  3. 文章の書き始め。書き出し。初筆
    1. [初出の実例]「懺法之後有啓白、〈略〉後御筆立也」(出典玉葉和歌集‐養和二年(1182)四月一四日)
  4. ( ━する ) 経や書冊の書写執筆をはじめること。
    1. [初出の実例]「帰路参小川殿。如法経御筆立」(出典:満済准后日記‐応永二一年(1414)五月二二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android