訓蒙図彙(読み)キンモウズイ

関連語 てきさい

精選版 日本国語大辞典 「訓蒙図彙」の意味・読み・例文・類語

きんもうずいキンモウヅヰ【訓蒙図彙】

  1. 江戸前期の事典。二〇巻一四冊。中村惕斎(てきさい)編。寛文六年(一六六六)刊。明の王圻(おうき)編「三才図会」などにならった、わが国初の挿絵入り百科事典。また、その後に追随して出た専門分野別の同種の事典の総称としても用いられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の訓蒙図彙の言及

【百科事典】より

…また,仏教に代わって儒教が正統的な位置を確立して,世俗的なものへの関心が強くなった。17世紀の後半に編纂刊行された中村惕斎(てきさい)の《訓蒙図彙(きんもうずい)》20巻は,日本最初の挿絵入り百科事典で,太平の世の啓蒙的な事典として広く用いられ,間もなくそれに追随した《武具訓蒙図彙》《好色訓蒙図彙》《女用訓蒙図彙》などの,部門別事典が刊行された。数々の訓蒙図彙をみると,江戸時代前期の常識を知ることができる。…

※「訓蒙図彙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む