西蝦夷地高島日記(読み)にしえぞちたかしまにつき

日本歴史地名大系 「西蝦夷地高島日記」の解説

西蝦夷地高島日記(高島日記)
にしえぞちたかしまにつき

四冊

成立 文化五年

解説 著者不詳。自筆本と考えられるものが国会図書館にある。ロシア船による北辺襲撃事件があった翌文化五年、幕府の砲術師井上貫流の配下として西蝦夷地高島(小樽)警備についていた門人の某が、任務を終えて江戸へ帰る際のユーフツ経由松前までの道中日記。狂歌をまじえたユーモアに富む興味深い日記である。

活字本 「新しい道史」四三・四四号

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android