足掻が取れない(読み)あがきがとれない

精選版 日本国語大辞典 「足掻が取れない」の意味・読み・例文・類語

あがき【足掻】 が=取(と)れない[=つかない]

  1. 動作が自由にならない。気をもんでもどうしようもない。取るべき手段方法がない。
    1. [初出の実例]「胃がしくしく痛んで〈略〉一寸も足掻(アガ)きが取(ト)れなかったのである」(出典:満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android