跬歩(読み)きほ

精選版 日本国語大辞典 「跬歩」の意味・読み・例文・類語

き‐ほ【&JISFA5C;歩】

  1. 〘 名詞 〙 ひとあしあげること。半歩。また、転じて、少しあるくこと。わずかに行くこと。
    1. [初出の実例]「未知造物何如哉、蹭蹬危途如跬歩」(出典:東帰集(1364頃)用前韻酬見重和)
    2. 「否、われ等の跬歩(キホ)に蹇(なや)める処を、渠は能く飛行すと誇るなるべし」(出典:即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉古祠瞽女)
    3. [その他の文献]〔淮南子‐説林訓〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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