阻し(読み)ウジハヤシ

デジタル大辞泉 「阻し」の意味・読み・例文・類語

うじ‐はや・し〔うぢ‐〕【阻し】

[形ク]情勢地勢などが危険である。状況が差し迫っている。
「かく―・き時に、身命を惜しまずして」〈続紀宣命・三二詔〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「阻し」の意味・読み・例文・類語

うじ‐はや・しうぢ‥【阻】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 物事状態がさし迫っているさま。情勢、地勢などが切迫しているさま。危険なさま。険しい。激しい。
    1. [初出の実例]「かく宇治方夜支(ウヂハヤキ)時に、身命を惜しまずして」(出典続日本紀‐天平神護元年(765)正月七日・宣命(蓬左文庫本))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android