雀茶挽(読み)すずめのちゃひき

精選版 日本国語大辞典 「雀茶挽」の意味・読み・例文・類語

すずめ‐の‐ちゃひき【雀茶挽】

  1. 〘 名詞 〙 イネ科一年草。各地の日当たりのよい荒地に生える。高さ三〇~八〇センチメートル。葉は長さ約二〇センチメートルの線形で先がとがり、葉鞘とともに白い軟毛を生じる。初夏茎頂に長さ約二〇センチメートルの円錐形の花穂をつける。小穂は淡緑色を帯び、長さ約二センチメートルの紡錘形で、各小穂には、約一センチメートルの芒(のぎ)のある六~七個の小花がある。牛馬の飼料にする。漢名雀麦すずめのちゃひきぐさ。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「雀茶挽」の解説

雀茶挽 (スズメノチャヒキ)

学名Bromus japonicus
植物。イネ科の一年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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