デジタル大辞泉 「1,2ジクロロプロパン」の意味・読み・例文・類語 いちに‐ジクロロプロパン【1,2-ジクロロプロパン】 《1,2-Dichloropropane》プロパンの水素原子二つが塩素原子で置換された化合物。クロロホルム様の臭気をもつ。無色の液体。テトラクロロエチレンやトリクロロエチレンなどの原料のほか、金属洗浄剤、有機溶剤として利用される。化学式C3H6Cl2 二塩化プロピレン。[補説]動物実験では肝臓癌かんぞうがんの原因物質であることがわかっている。平成24年(2012)、印刷会社の従業員に胆管癌の発症が多発していることが明らかになり、洗浄剤に含まれる同化合物との関連性が指摘されている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例