十三月なる顔付き(読み)ジュウサンガツナルカオツキ

デジタル大辞泉 「十三月なる顔付き」の意味・読み・例文・類語

十三月じゅうさんがつなる顔付かおつ

《1年が13か月もあるように思っている顔つきとも、いつも正月のような顔つきともいう》のんきな顔つき。
工商の家に―かまへ、貧乏花盛り待つは今の事なるべし」〈浮・永代蔵・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「十三月なる顔付き」の意味・読み・例文・類語

じゅうさんがつ【十三月】 なる 顔付(かおつき)

  1. 一年が一三か月もあるように思っているのんきな顔つき。また、いつも正月のようなおめでたい顔つき。間のぬけた顔。
    1. [初出の実例]「まして工商の家に十三月なる㒵(カホ)つきかまへ」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)五)

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