2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(読み)ジフェニルピクリルヒドラジル

化学辞典 第2版 の解説

2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル
ジフェニルピクリルヒドラジル
2,2-diphenyl-1-picrylhydrazyl

C18H12N5O6(394.32).略称DPPH1,1-ジフェニルヒドラジンに塩化ピクリルを作用させて,1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジンを合成し,さらにベンゼン中で無水硫酸ナトリウムと酸化鉛(Ⅳ)で水素を引き抜いてつくる.

 (C6H5)2NNHC6H2(NO2)3 → (C6H5)2NNC6H2(NO2)3 

黒紫色の結晶.融点137 ℃.安定な遊離基として知られているが,ほかの遊離基が存在すると容易に結合する.また,炭化水素,ヒドラゾ化合物,チオールなどの水素引抜試剤としても用いられる.

 C6H5CH2CH2C6H5 + 2DPPH →

C6H5CH=CHC6H5 + 2(C6H5)2NNHC6H2(NO2)3 

 RSH + DPPH → RS・ + (C6H5)2NNHC6H2(NO2)3 

遊離基捕そく剤,電子スピン共鳴測定の標準物質として用いられる.[CAS 1898-66-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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