化学辞典 第2版 「塩化ピクリル」の解説
塩化ピクリル
エンカピクリル
picryl chloride
1-chloro-2,4,6-trinitorobenzene.C6H2N3O6Cl(247.55).ピクリン酸に五塩化リンを作用させてつくられる.微黄色の結晶.融点85 ℃.ベンゼン,クロロホルムなどに易溶.3個のニトロ基のため,塩素はきわめて反応性に富み,水と煮沸すればピクリン酸になる.皮膚炎を起こしやすい.[CAS 88-88-0]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報