3K宇宙背景放射温度ゆらぎ(読み)さんケーうちゅうはいけいほうしゃおんどゆらぎ(その他表記)temperature fluctuation in 3K cosmic background radiation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

3K宇宙背景放射温度ゆらぎ
さんケーうちゅうはいけいほうしゃおんどゆらぎ
temperature fluctuation in 3K cosmic background radiation

1992年4月 23日,アメリカのカリフォルニア大学バークリー校のスムートらは,宇宙背景放射探査機の観測によって,角度で 10~90°離れた宇宙の領域の 3K宇宙背景放射温度に 10万分の1℃レベルのゆらぎを検出したと発表した。このゆらぎはビッグバンから約 30万年後の宇宙に存在した不均一構造の名残りと考えられるため,ビッグバンモデルで宇宙の大規模構造の存在を説明できるようになった。この観測結果によって,少量の特に強い温度変動を前提とするテクスチャー理論などは否定され,減速パラメーターを 0.5とするインフレーションモデルは有利になったといわれる。

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