五つの借り物(読み)イツツノカリモノ

デジタル大辞泉 「五つの借り物」の意味・読み・例文・類語

いつつ‐の‐かりもの【五つの借り物】

人間のはかない生命のこと。すべての物は地・水・火・風・空の五つから構成され、人間の肉体も死ねばこの五つに戻るという仏説からの語。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「五つの借り物」の意味・読み・例文・類語

いつつ【五つ】 の=借物(かりもの)[=借(か)り]

  1. ( 万物は、地・水・火・風・空の五つで構成されており、人の肉体も死ぬと、この五つに還元されるという、仏説による ) 人間のはかない生命、身体のこと。〔御伽草子天狗内裏(室町時代物語集所収)(室町末)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android