ASEAN+3(読み)ASEANぷらす3/ASEANぷらすすりー/あせあんぷらす3/あせあんぷらすすりー

知恵蔵の解説

ASEAN諸国に日本、中国、韓国の3カ国を加えた地域的な経済協力の枠組み。1990年にマレーシアのマハティール首相(当時)が提唱した東アジア経済圏(EAEG)が現在のASEAN+3にほぼ相当。米国の強い反対でEAEGは実現しなかったが、現在の枠組みができてきたのは、アジア通貨危機を経て米国の警戒感が後退したことが背景にある。2000年5月にはタイのチェンマイで、通貨危機に陥った場合には互いに必要な外貨を供給する、通貨スワップが合意された。これは、1998年秋に日本が提起した二国間ベースの金融支援(新宮澤構想)を多国間に拡大したもの。2000年5月のヤンゴン会議では、電子商取引への共通ルール導入や情報通信の技術協力に合意した。また自由貿易地域を形成する可能性も、検討される予定。しかし中国は東アジアで日本の影響力が強まることに警戒的であり、日中間の主導権争いが高じると、協力体制がうまく機能しないこともありうる。

(石見徹 東京大学教授 / 2007年)

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大辞林 第三版の解説

ASEAN 加盟 10 か国に、日本・中国・韓国が加わった 13 か国の会議。1997 年から首脳会議や蔵相会議などが開催されている。ASEAN プラス 3。

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