BPS(読み)ビーピーエス

デジタル大辞泉 「BPS」の意味・読み・例文・類語

ビー‐ピー‐エス【BPS】[book value per share]

book value per share》1株当たり純資産。経営の総合力が優秀であるほどこの倍率が高くなる。基本的な経営指標の一。→ピー‐ビー‐アール(PBR)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「BPS」の意味・わかりやすい解説

BPS
びーぴーえす

1株当り純資産。book-value per shareの略で、企業安定性を推し量る指標の一つである。「純資産÷発行済み株式数」で算出する。BPSが大きいほど企業の安定性は高いと判断される。純資産が多く発行済み株式数が少ない場合、BPSは大きくなる。たとえば純資産が50億円の企業が100万株の株式を発行している場合、BPSは5000円となり、この会社が解散すれば、理論上、株主には1株につき5000円が還元されることになる。そのためBPSを「1株当り解散価値」とよぶこともある。

[編集部]

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