宇宙産業(読み)うちゅうさんぎょう

共同通信ニュース用語解説 「宇宙産業」の解説

宇宙産業

人工衛星ロケット製造宇宙から得られる位置情報を活用した各種サービス、宇宙旅行など、広範なビジネスが含まれる。人工衛星で撮影した地上の画像データを解析して農業や車の自動運転に活用したり、地球外に人類居住空間を確保したりする事業が想定されている。総務省によると、2016年時点の市場規模は世界全体で35兆円、このうち日本は2兆円で、今後大きな成長が見込まれている。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

世界大百科事典(旧版)内の宇宙産業の言及

【航空宇宙工業】より

…航空宇宙工業は本来航空機工業として発達してきたが,航空機技術の進歩によりミサイルロケット,宇宙機器が登場するに及び,それらを含めて航空宇宙工業と称されるようになった(ただし,日本では通常ミサイルなどは含めない)。航空機工業は,おもに航空機体,エンジン,部品,装備品,関連器材,原材料等を製造する産業のことをいい,宇宙工業(宇宙産業)はロケットや人工衛星など宇宙空間の特性を利用する機器を生産する工業を指す。
[歴史的概観]
 航空機は第1次大戦で軍用に盛んに使用されることになった。…

※「宇宙産業」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android