自動運転(読み)ジドウウンテン

デジタル大辞泉 「自動運転」の意味・読み・例文・類語

じどう‐うんてん【自動運転】

人工知能などのシステム周囲状況を適切に判断し、自律的かつ安全に自動車を運転すること。狭義には人間介在を全く必要としない完全自動運転をさし、広義には人間によるハンドルブレーキなどの操作を、さまざまなシステムで支援することも含む。自動走行。→自動運転車

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「自動運転」の解説

自動運転

車両に搭載したカメラセンサー、衛星利用測位システム(GPS)などで位置や周囲の状況を把握し、運転手に代わって自動で操作する技術自動化のレベルは、アクセルやブレーキ操作を支援する「1」から、全ての操作が自動で人の対応が不要になる「5」まで5段階ある。2023年4月の改正道交法施行で、限られたエリア内など特定条件下で運転手が不要となる「4」が解禁された。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「自動運転」の意味・わかりやすい解説

自動運転
じどううんてん

自動車の運転を自動的に行うこと。日本の自動運転レベルの定義は、SAE Internationalが発行しているJ3016という文書で定義されているものをそのまま採用している。

レベル0 ドライバーがすべてを操作
レベル1 【運転支援】システムがステアリング操作、加減速のどちらかをサポート
レベル2 【運転支援】システムがステアリング操作、加減速のどちらもサポート
レベル3 【自動運転】特定の場所でシステムがすべてを操作、緊急時はドライバーが操作
レベル4 【自動運転】特定の場所でシステムがすべてを操作
レベル5 【完全自動運転】場所の限定なくシステムがすべてを操作
 ここでの規定はハンドル、アクセル、ブレーキ、灯火類の操作が基本となっているが、運転にはより上位の認知機能が必要である。たとえば、信号、交通標識などを認識したり、他車の意図の推定などを通して自車の速度も設定しなければならない。さらに上位にはルート、車線等の選定が必要であるし、最上位には目的地の設定がある。

[中島秀之 2019年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「自動運転」の解説

自動運転

「オートパイロット」のページをご覧ください。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android