INGO(読み)アイエヌジーオー(英語表記)INGO

翻訳|INGO

デジタル大辞泉 「INGO」の意味・読み・例文・類語

アイ‐エヌ‐ジー‐オー【INGO】[International Non-Governmental Organization]

International Non-Governmental Organization非政府間国際機構国際社会にまたがって活動するNGO非政府組織)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のINGOの言及

【NGO】より

…NGOは,第1に,国家の政府が追求する国益に拘束されないこと,第2に,国境を越えた自由な提携の運動を高めることの主として二つの特色をもつ国際組織である。後者の特色は,その目的が営利性か否かによって,非営利非政府組織(INGO)と営利非政府組織(BINGO)とに分かれる。前者の国益非拘束条件ともいうべきものは,とくに1950年2月の国連経済社会理事会288号決議(10項)によってその方向が打ち出された。…

【国際政治学】より

…国際政治の行為主体の多様化というパラダイムからは,主権国家主体の伝統的リアリズム理論,多国籍企業(MNC)主体の相互依存理論,個人のアイデンティティ主体の中心・周縁理論の3類型が,行動科学的方法の基礎となっているデカルト・ニュートン的パラダイムの方向で実証科学化される流れが主流となっている。これら3類型の複雑な変容のなかで,古典的主権国家以外の行為主体が,国際連合,その系列の政府間国際組織(IGO)から,徐々に多国籍企業(MNC)や一般の非政府間国際組織(INGO)へとその比重を移行させている。種々のレベルでの国際理解,情報の集散,世論の形成,コミュニケーションの確保,圧力団体行動,多元主義の推進,統合へのアイデンティティの面で,INGOの機能は規範的側面からもあたらしい国際秩序形成の次元を切り開きつつある。…

【国際組織】より

…国際機構ともいう。国際連合は国際組織を政府間国際組織(IGO,intergovernmental organizations)と非政府間国際組織(INGO,international non‐governmental organizations)に分類している。前者は政府間協定(条約)によって設立されたものであり,後者は政府間協定によって設立されたものではない,というのが分類基準になっている。…

※「INGO」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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