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Nゲージ えぬげーじ N-gauge

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知恵蔵2015の解説

Nゲージ

鉄道模型のうち、軌道(レール)幅を9ミリメートルとした規格。この軌道間隔に合った車輪をつけた鉄道模型の車両及びレールや鉄路の付帯設備や駅舎などの情景模型一式がNゲージ製品として発売されている。大きさや価格が手頃であることなどから、国内の鉄道模型の主流となっている。
名称のNは、9の数字の欧米表記(英語ではnine)の頭文字に由来する。1960年代に欧州で商品化され、日本では雑誌「鉄道模型趣味」で知られる機芸出版社の山崎喜陽社長(当時)らが提唱し、65年に株式会社関水金属(KATO)から縮尺150分の1の製品の発売を開始した。
実際の鉄道の軌道幅は、日本の新幹線や欧米諸国では1435ミリメートルの標準軌、JR在来線では1067ミリメートルの狭軌が採用されている。したがって、9ミリメートルの軌道幅は、縮尺上はそれぞれ約160分の1、120分の1になる。このため、欧州では車両の縮尺は160分の1の製品が多いが、日本では発売時の経緯などにより、新幹線車両を除くとほとんどの車両が縮尺150分の1のサイズで製作されている。実物では標準軌を採用している私鉄の電車なども同サイズであるものが多く、模型では混在した編成で走行させることができる。蒸気機関車モデルも含めて、一般に直流12ボルトをレールから給電し、玩具用モーターを動力にして走行する。
鉄道模型の市場規模は、矢野経済研究所によれば年間約160億円(周辺商材も含める)という。このうち7、8割がNゲージ関連である。この規格に準じた関連商品は多彩で、その一連がKATO及びトミーの子会社である株式会社トミーテックブランド、トミックスからそれぞれ発売されている。これに、業界3位の車両専門メーカーマイクロエースを合わせた3社で市場の約7割を占める。レイアウト呼ばれるジオラマのような路線をつくることが好事家に人気で、大手事業者の業績はおおむね堅調とされている。しかしながら、それ以外の大半の事業者は売り上げ減が伝えられる。72年創業以来、貨車の模型などを生産・発売していた株式会社河合商会は、景気悪化や円高による輸出不振などから、ファンから惜しまれつつも2012年12月には自己破産した。

(金谷俊秀  ライター / 2013年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

エヌ‐ゲージ【Nゲージ】

N gauge》鉄道模型の規格の一。線路のレールの幅が9ミリのもの。車両は、実物の150分の1から160分の1程度の大きさとなる。

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