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圧力計 あつりょくけいmanometer; pressure gauge

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

圧力計
あつりょくけい
manometer; pressure gauge

マノメータともいう。気体や液体の圧力を測定する装置の総称。液体圧力計は液体表面の高さの差から圧力差をはかるもので,U字管圧力計ベル差圧計などがある。重錘圧力計パスカルの原理を利用し,弾性圧力計は圧力による弾性体の変形を利用して圧力をはかる。このほか,圧力による電気的性質の変化を利用したさまざまな圧力計もある。圧力計は使用目的に応じて高圧計真空計気圧計差圧計微差圧力計などに区別される。

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デジタル大辞泉の解説

あつりょく‐けい【圧力計】

気体や液体の圧力を測定する器械。使用目的によって気圧計・高圧計・真空計などとよぶ。マノメーター

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百科事典マイペディアの解説

圧力計【あつりょくけい】

蒸気や気体・液体の圧力を測定し,指示する装置の総称。水銀柱や水柱などと釣り合わせて測る方式(マノメーター),管の弾性変形より測る方式(ブルドン管圧力計),ダイヤフラム(金属または非金属の弾性薄膜)の変形より測る方式,その他電気的・物理的変化を利用するものもある。
→関連項目計器ゲージ

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栄養・生化学辞典の解説

圧力計

 気体や液体の圧力差を測定する装置.マノメーターといって,気体の圧力差を水銀柱の高さで測定するものがあり,これも圧力計の一つである.

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世界大百科事典 第2版の解説

あつりょくけい【圧力計 pressure gauge】

気体または液体の圧力を測定する計器。圧力を測ることは,歴史的には大気圧の科学的認識から始まった。1643年に行われたトリチェリE.Torricelliの真空実験である。この実験により,ガラス管内の水銀柱の重量とつり合っているのは大気の圧力であることが立証されたのであるが,当時すでにトリチェリやB.パスカルによって,大気圧が変動することや山の頂上では気圧が低くなることが観測された。この真空実験は水銀気圧計の発明であり,その測定原理は液柱型圧力計として今もなお広く用いられている。

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大辞林 第三版の解説

あつりょくけい【圧力計】

液体や気体の圧力をはかる計器の総称。大気圧をはかるものは気圧計、低い圧力をはかるものは真空計と呼ぶ。構造上からは、液体圧力計・弾性圧力計・圧力ばかり・電気抵抗圧力計などに分類する。マノメーター。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

圧力計
あつりょくけい

気体や液体の圧力を測るための計器全般をいう。きわめて多くの種類があり、原理のうえでは、液柱型、重錘(じゅうすい)ピストン型、弾性素子型、物性利用型などに大別される。測定対象である圧力という量は、測定箇所とみなす面に垂直に作用する力の単位面積当りの大きさであり、国際単位系(SI)の単位はパスカル(Pa)である。圧力計は圧力によって発生する力を重力や弾性力などとつり合わせ、つり合う力の大きさやつり合い点の移動量によって、圧力の大きさを指示する器械、装置である。圧力の基準点を真空に置くものを絶対圧力計、大気圧に置くものを普通圧力計、二つの圧力の差を指示するものを差圧圧力計(差圧計)という。また、大気圧を測る圧力計をとくに気圧計といい、大気圧より低い圧力を測るものを真空圧力計(真空計)という。[三井清人]

原理と特徴

液柱型圧力計は17世紀以来広く用いられ、簡単な装置で信頼度の高い測定結果が得られる。種々の形式があるが、代表的なものとして、U字形のガラス管に水銀や水などを入れて一端に測定圧力を加え、他端を基準圧力源につないで用いるものがある。一端からの圧力によって押された液体は、他方へ移動して直管部を上昇し、液体に作用する重力と圧力とがつり合う位置で静止する。そのとき両側の液柱の高さの差は圧力に比例しており、この高さの差に液体の密度と重力の加速度を乗じたものが圧力の値となる。
 重錘ピストン型圧力計は、液柱型では測定困難な高圧力の測定用および正確な基準圧力計として用いられる。精密につくられたピストン・シリンダーを鉛直に設置し、大きさを調節できる重錘をピストン上に負荷する構造をもっている。ピストンの下方から加えられた圧力と重錘の重量とがつり合っているとき、圧力の大きさは、重錘の重量をピストン・シリンダーの有効断面積で除した値である。
 弾性素子型圧力計はアネロイド(無液)型圧力計ともよばれ、実用圧力計の大部分を占める。圧力に応じて弾性変形をおこすブルドン管、ベローズ、隔膜(ダイアフラム)などの変形量によって圧力の大きさを指示する計器で、圧力の値は、液柱型または重錘ピストン型圧力計を基準としてつけられた目盛りによって読み取られる。1990年ごろから、圧電性のセラミックスでつくられた小形(数ミリメートル)の感圧素子を用いたデジタル表示の圧力計が広く利用されるようになり、気圧の変化から高度を推定する高度計としても利用されている。
 このほかにも、圧力計あるいはその検出部(センサー)には多くの種類があり、なかでも物性利用型は応用範囲が広い。圧力による電気抵抗の変化、圧電効果(ピエゾ効果)、超音波伝搬速度の圧力係数などは物質に固有の値をとり、物質によっては圧力測定に有効に利用できる。1万気圧程度の高圧力の測定に用いるマンガニン抵抗圧力計などがある。[三井清人]

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