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真空計 しんくうけい vacuum gauge

翻訳|vacuum gauge

7件 の用語解説(真空計の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

真空計
しんくうけい
vacuum gauge

希薄な気体の圧力を測定する計器。測定する圧力の範囲,測定の精度などにより,いろいろな形式がある。あまり低圧でない範囲では,水銀または油を用いた液体圧力計ブルドン管が用いられる。非常に低い圧力下で使えるもののうち,圧力の絶対値を示すのはマクラウド真空計およびクヌーセン真空計だけで,他の形式のものは,マクラウド真空計校正して使用するようになっており,測定には注意を要する。

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デジタル大辞泉の解説

しんくう‐けい【真空計】

真空に近い低圧力を測定して、真空の度合を知る装置。

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百科事典マイペディアの解説

真空計【しんくうけい】

希薄気体の圧力(真空度)を測る装置。圧力を直接測るには,数mmHg以上の低真空には一端を閉じた水銀U字管圧力計マノメーター),10〜10(-/)5mmHgの範囲ではボイルの法則を応用するマクラウド・ゲージが用いられる。

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栄養・生化学辞典の解説

真空計

 真空度を測定する計器.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

しんくうけい【真空計 vacuum gauge】

真空計は真空の程度(真空度)を測る計器であるが,真空度は気体の圧力で表示することになっているので,JISでは,真空計を〈大気圧より低い気体・蒸気の圧力を測定する計器〉と定義している。真空といっても,物理的あるいは工学的には,物質のまったく存在しない空間は実現できていない。通常は,大気圧以下の圧力の気体で満たされている特定の空間の状態を,すべて真空と呼んでいる。地上でいう真空との対比から,宇宙空間の状態も真空と呼ばれるが,大気圧の状態とどこで区別するべきか明らかでない。

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大辞林 第三版の解説

しんくうけい【真空計】

希薄な気体の圧力を測定する装置。使用目的、圧力測定の程度により多くの種類がある。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

真空計
しんくうけい
vacuum gauge

絶対真空に近い低圧力を精密に測定するための計器。広義では、大気圧より低い圧力を測定する圧力計全体をよぶことも多い。真空の度合いを真空度といい、絶対圧力の値で表す。国際単位系(SI)の単位はパスカル(Pa)であるが、習慣的にトルTorrまたは水銀柱ミリメートルmmHgを用いる場合もあり、パスカルとの関係は、1トル(1水銀柱ミリメートル)=133.322パスカルである。
 真空計は測定原理によって多くの種類に分類され、測定の目的や真空度の範囲に応じて使い分けられる。圧力が比較的高い低真空領域では、力学的原理による一般の圧力計を真空測定用に改造した型のものが多く用いられる。なかでも、気体を圧縮して圧力を拡大する機構を備えた水銀柱圧力計であるマクラウド真空計が代表的で、圧縮比をあらかじめ求めておけば真空圧力の絶対値が得られることから、ほかの真空計を校正するための標準としても用いられる。実用的な測定範囲は普通1~10-4パスカルである。
 10-4パスカルより高真空(つまり低圧力)の領域では、真空中の気体分子を電子線や放射線によってイオン化し、その密度をイオン電流によって測定する電離真空計が効果的であり、精度が高く応用範囲が広い。代表的な器種である熱陰極型電離真空計の検出器は、電子を放出するフィラメント、電子を加速するグリッド(正電位)およびイオン電流を測定するためのイオンコレクター(負電位)を備えた管球である。この計器の直接の出力であるイオン電流と真空圧力との関係は、管球中の電場の強さ、電極の形状、気体分子の種類などによって大幅に異なるため、絶対圧力を測ることができる他の真空計を用いて目盛りを校正することが必要である。通常の電離真空計の測定範囲は10-1~10-6パスカル程度であるが、超高真空測定用に改良されたB-Aゲージ(ビーエーゲージ、ベアード・アルバート真空計)を用いれば10-8パスカルまで測定できる。
 簡単な操作で常圧から10-4パスカル程度までの真空を連続測定する目的で、気体の熱伝導を利用するもの(ピラニ真空計など)、気体中の放電を利用するもの(フィリップスゲージまたはペニングゲージ)が用いられる。
 以上のほかに真空計の原理として、気体分子の熱運動による力を利用する(クヌーセン真空計)、気体の粘性を利用する(ラングミュア‐ダッシュマン真空計)などがあるが、これらはおもに研究用である。[三井清人]

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