SKOS(読み)すこーす(その他表記)Simple Knowledge Organization System

図書館情報学用語辞典 第5版 「SKOS」の解説

SKOS

件名標目表シソーラス,分類法といった知識組織体系(KOS:Knowledge Organization System)の基本的な構造やそこに含まれる概念を,セマンティックウェブ技術を用いて機械可読データとして表現するためのモデル,または語彙.2009年に勧告されたW3C規格.SKOSを用いることで,各知識組織体系に含まれる個々の概念の名称定義のほか,上位概念下位概念,関連概念といった概念間の意味関係,異なる知識組織体系の概念間の対応関係などの情報を機械可読データとして記述でき,それらのデータをウェブ上で再利用・共有することで,セマンティックウェブの実現に寄与すると考えられている.現在までに,『デューイ十進分類法』や『国立国会図書館件名標目表』などが,SKOSを用いたデータに変換されている.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android