VRAM(読み)ブイ ラム

ASCII.jpデジタル用語辞典 「VRAM」の解説

VRAM

ディスプレーに表示する画像データを一時的に蓄積するメモリーで、ビデオカードなどに搭載されている。表示される画面解像度色数は、VRAM容量によって決定される。画面の解像度と色数に応じたVRAMの容量は次の式で求められる。「VRAMの容量=1画面のドット数×1ドット当たりに必要なビット数」。たとえば横1024ドット、縦768ドットの解像度を24ビットカラーで表示したい場合、「1024×768×24=1887万4368ビット=235万9296バイト=約2.4MB」が必要なVRAMの容量となる。最近のビデオカードでは3Dのデータを処理するため、式で算出される以上の容量のVRAMを搭載している。また、ビデオカードを搭載しないパソコンでは、メインメモリー一部をVRAMとして使用することが多い。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「VRAM」の意味・わかりやすい解説

VRAM
ブイラム

ディスプレイに表示する画像データを記憶するために使われる半導体 RAM。 video ramの略。高速な書き込み・読み出しが不可欠なため,いろいろな工夫がされる場合がある。画像処理をする場合の途中データをためておくバッファとしても使われる。画面の1フレーム分のデータをまるごと記憶しておくものをフレームバッファと呼ぶが,ゲームソフトなどで使われる三次元画像生成などには不可欠である。 (→ラム )

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パソコンで困ったときに開く本 「VRAM」の解説

VRAM

画面に表示する内容を置く専用のメモリーで、「ビデオRAM」の略称です。このメモリーが多いほど、画面の解像度を高くすることや、表示できる色数を増やすことができます。グラフィック・ボードには専用のメモリーが搭載されていますが、チップセット内蔵のグラフィックス機能などでは、メインメモリーの一部をVRAMとして利用しています。
⇨解像度、チップセット、ビデオカード

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IT用語がわかる辞典 「VRAM」の解説

ブイラム【VRAM】

コンピューターのディスプレーに表示される画像情報を記憶するために用いられるRAM。◇「video random access memory」の頭文字から。「ビデオRAM」「ビデオメモリー」「グラフィックスメモリー」ともいう。

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