WeChat

共同通信ニュース用語解説 「WeChat」の解説

WeChat(ウィーチャット)

中国LINE(ライン)とも言われ、中国のIT大手、騰訊控股(テンセント)が提供する通信アプリ。中国では微信(ウェイシン)の名称で展開している。中国を中心全世界で12億人以上の利用者がおり、キャッシュレス決済にも使われる。中国当局による検閲対象で、中国国内の民主活動家や香港人らからは敬遠されている。(上海共同)

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知恵蔵 「WeChat」の解説

WeChat

スマートフォンで、無料通話やチャットが楽しめるコミュニケーションアプリ。中国IT企業大手のテンセント(Tencent)社が提供するサービスで、中国語では「微信(ウェイシン)」。
WeChatが利用できるのは、iPhoneiPadなどiOS機種と、Android、Windows Phone、BlackBerryなどのスマートフォン。日本語、英語、中国語、タイ語、ポルトガル語など18の言語に対応している。
WeChatと類似アプリケーションには、LINE社(韓国NHN社の日本法人)による無料サービス「LINE」がある。WeChatには、LINEと同様の、無料通話、文字チャット、スタンプなどの機能のほか、互いにスマホを振ることでアドレスなどの連絡先情報を交換できる機能が搭載されている。その他、ビデオチャットや録音メッセージ機能、そして、付近にいるWeChatユーザーを探す「Look Around」機能など、LINEにはないユニークな機能もある。
WeChatは、11年1月にサービスを開始し、13年5月では、ユーザー数が4億人を突破した。11年6月にサービスを開始し、13年7月にユーザー数が2億人を突破した「LINE」よりも先行で、かつユーザー数も多いが、中国内のユーザーが8割以上ともいわれている。
現在、両社ともに世界各国での普及を目指しているが、LINEは、ゲームや有料スタンプなどの収益源があるのに対し、WeChatには収益の仕組みがないため、現在有料化などの計画を進めている。

(横田一輝  ICTディレクター / 2013年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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