Y染色体(読み)ワイセンショクタイ(その他表記)Y‐chromosome

デジタル大辞泉 「Y染色体」の意味・読み・例文・類語

ワイ‐せんしょくたい【Y染色体】

性染色体の一。雌では同型、雄では異型であるときの、雄にだけある性染色体雄性決定精子形成に関与する。→X染色体

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精選版 日本国語大辞典 「Y染色体」の意味・読み・例文・類語

ワイ‐せんしょくたい【Y染色体】

  1. 〘 名詞 〙 性染色体の一つ。雄にあって雌には含まれない性染色体。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「Y染色体」の意味・わかりやすい解説

Y染色体
わいせんしょくたい
Y‐chromosome

雄性の性決定に関与する性染色体。二倍性の性決定様式の場合に、Xと組んで雄性を決定する染色体をいう。

[吉田俊秀]

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世界大百科事典(旧版)内のY染色体の言及

【性染色体】より

… 性染色体は,それ以外の常染色体autosomeと比較してその染色性や行動がことなり,とくに高等動物では核分裂の間期や前期で異常凝縮などがみられる。性染色体の形態から雌が同型(ホモ)で,雄が異型(ヘテロ)の染色体をもつとき,雄にある異型染色体をY染色体,雌雄双方に存在する同型の染色体をX染色体とよぶ。この型においては成熟分裂(減数分裂)の結果,雌ではXのみ,雄ではXまたはYをもつ2種類の生殖細胞が形成される。…

※「Y染色体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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