Aタイプ花崗岩(読み)エータイプかこうがん

最新 地学事典 「Aタイプ花崗岩」の解説

エータイプかこうがん
Aタイプ花崗岩

A-type granite

M.C.Loiselle et al. (1979)がanorogenic type graniteにちなみ,非造山帯に特徴的に出現するとした花崗岩アルカリに富み,H2Oに乏しい特徴をもつ。Al2O3/(CaO+Na2O+K2O)>1.0, 低いCaO, 高いFe/Mg, (Na2O+K2O)/Al2O3, 高いTa, Nb, ZrやFの量で特徴づけられる。アルカリ長石とアノーサイト成分に乏しい斜長石,鉄に富む黒雲母やアルカリに富む角閃石,間隙充塡的な蛍石を含む。閃長岩を伴うことがある。世界的には中期原生代のラパキビ花崗岩や約5億年前後のパンアフリカンマグマ活動に関連して多く産し,アフリカ,東南極,インド半島,さらに古生代のオーストラリアのラクラン褶曲帯の東部に分布する。日本では新第三紀の足摺岬の花崗岩体。成因はⅠタイプ花崗岩質マグマが除去されて後に残った溶融残渣の再溶融物,あるいはアルカリ系列の閃長岩質マグマの結晶分化作用などが考えられている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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