20世紀西洋人名事典 「A.タネール」の解説
A. タネール
Alain Tanner
1929 -
スイスの映画監督。
ジュネーブ生まれ。
ジュネーブ大学卒業後、ロンドンの英国映画協会で勉強する。その頃のフリーシネマの影響を受け、1956年から短編映画の製作をする。’68年クロード・ゴレッタたちと「グループ・デ・サンク」を設立。長編ものの第一作である「どうなってもシャルル」(’69年)を製作し、他国の人々からもその初々しい映画感覚と理知的な批判精神が注目され、「スイス・ニュー・シネマ」の旗手となる。他の代表作に「光年のかなた」(’80年)、「ノー・マンズ・ランド」(’85年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報