食の医学館 「AHCC」の解説
えーえいちしーしー【AHCC】
バイオ技術によって培養された複数のキノコ菌糸体を抽出したもので、1981年に日本で開発されました。
○栄養成分としての働き
AHCCには免疫抑制物質の生成を抑える働きがあります。
また、抗がん作用のある多糖類β(ベータ)―グルカンを含みますが、これらと活性ヘミセルロースの働き、含有するビタミン、ミネラル、必須アミノ酸を含むたんぱく質が相乗効果をおよぼし、免疫力を高め、すぐれた抗がん作用を発揮すると考えられています。
インターロイキン12は、がんを攻撃するナチュラルキラー細胞の活性化を助ける物質で、合成物ががん治療にも使われますが、AHCCは体内でこれを引き出すことのできる物質といわれています。このほか、抗がん剤の副作用を軽減し、慢性肝炎や糖尿病、リウマチにも効果があると報告されています。