AHCC(読み)えーえいちしーしー

食の医学館 「AHCC」の解説

えーえいちしーしー【AHCC】

AHCCは「活性化されたヘミセルロース集合体」の略で、食物繊維の一種です。
 バイオ技術によって培養された複数のキノコ菌糸体を抽出したもので、1981年に日本で開発されました。
○栄養成分としての働き
 AHCCには免疫抑制物質の生成を抑える働きがあります。
 また、抗がん作用のある多糖類β(ベータ)グルカンを含みますが、これらと活性ヘミセルロースの働き、含有するビタミンミネラル、必須アミノ酸を含むたんぱく質が相乗効果をおよぼし、免疫力を高め、すぐれた抗がん作用を発揮すると考えられています。
 インターロイキン12は、がんを攻撃するナチュラルキラー細胞の活性化を助ける物質で、合成物ががん治療にも使われますが、AHCCは体内でこれを引き出すことのできる物質といわれています。このほか、抗がん剤の副作用を軽減し、慢性肝炎糖尿病リウマチにも効果があると報告されています。

出典 小学館食の医学館について 情報

関連語 ベータ

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む