日本大百科全書(ニッポニカ) 「リウマチ」の意味・わかりやすい解説
リウマチ
りうまち
rheumatism
リューマチとも表記し、ロイマチスともいう。この名称は「流れる」という意味をもつギリシア語rheumaに由来し、悪い液が脳から身体各部に流れていき、痛みをおこすと考えられたもの(古代医学の体液病理説)で、現在でも一般には、運動器(関節、骨、筋肉、腱(けん)、靭帯(じんたい)など)が痛んだり、こわばったりする病気をリウマチ性疾患とよんでいるが、これにはいろいろな疾患が含まれているので、そのうちのどの疾患であるかはっきりさせる必要がある。代表的な疾患は関節リウマチであり、膠原(こうげん)病の一つであるリウマチ熱もよく知られている。
[高橋昭三]
[参照項目] |
|