BIS第2次規制(読み)BISだいにじきせい/BISだい2じきせい/びすだい2じきせい/びすだいにじきせい(英語表記)Basel Capital Accord to incorporate market risks

知恵蔵 「BIS第2次規制」の解説

BIS第2次規制

「BISマーケット・リスク規制」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「BIS第2次規制」の意味・わかりやすい解説

BIS第2次規制
ビスだいにじきせい
the second BIS requirements

BISマーケットリスク規制とも呼ばれる。 BIS (国際決済銀行) に事務局をおくバーゼル銀行監督委員会がマーケットリスク勘案し国際業務を行う民間銀行に対して定めた自己資本比率に関する規制。 1996年 12月末 (日本は 97年3月末) 発動。 1988年 12月から実施されている BIS規制では,いわば貸倒れリスクを対象に,資産リスクを勘案した自己資本比率8%以上が義務づけられたが,新しく加えられた第2次規制は,デリバティブ (金融派生商品) 取引の規模拡大を反映して,金融市場における価格変動リスクをも対象にしている。不良債権問題や株価低迷に悩み BIS規制の実現に悩んでいる日本の銀行にはさらにきびしいものとなる。

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