デジタル大辞泉 「発動」の意味・読み・例文・類語 はつ‐どう【発動】 [名](スル)1 動き始めること。活動を始めること。「情意の発動」「悪人にもなお純善なる良心ありて、時に―する事あり」〈逍遥・小説神髄〉2 事件などを処理するために、法的権限を行使すること。「強権を発動する」3 動力を起こすこと。[類語](1)開始・幕開き・開幕・始まる・始める・しだす・やりだす・掛かる・取り掛かる・しかかる・しかける・着手する・踏み出す・スタート・出出し・立ち上がり・手始め・皮切り・口切り・封切り・起動・始動・幕が開あく・蓋ふたが開あく・蓋を開ける・緒しょ・ちょに就つく・端を発する・口火を切る・火蓋を切る・幕を切って落とす・狼煙のろしを上げる・手を付ける・御輿みこしを上げる/(2)使う 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「発動」の意味・読み・例文・類語 はつ‐どう【発動】 〘 名詞 〙① うごきだすこと。活動をはじめること。おこること。[初出の実例]「利は一機の発動する故に速也」(出典:土井本周易抄(1477)一)「此有様まことに、仁心の発動(ハツドウ)せる所なれども」(出典:俳諧・雑談集(1692)上)[その他の文献]〔荘子‐天運〕② 権能を発すること。法的権限を行使すること。[初出の実例]「生産の合理化や意識的統制や〈略〉国家権力の反動的発動や」(出典:芸術運動に於ける前衛性と大衆性(1929)〈勝本清一郎〉)③ 動力をおこすこと。発動の補助注記中世以前は、多く、病気が起こるの意で用いていた。→ほつどう(発動) ほつ‐どう【発動】 〘 名詞 〙 病気がおこること。[初出の実例]「臣〈略〉復患二脚気一、発動無レ期」(出典:日本後紀‐大同三年(808)一二月甲子) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「発動」の読み・字形・画数・意味 【発動】はつどう 行動しはじめる。〔淮南子、兵略訓〕計定まりて發し、決して動くに、~に應ずること必ず、發動すること必ず亟(すみ)やかにす。字通「発」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報