最新 地学事典 「C級活断層問題」の解説
シーきゅうかつだんそうもんだい
C級活断層問題
class C active fault issue
日本列島に分布する活断層は平均変位速度(m/千年)によってA(10-1)・B(1-0.1)・C(0.1-0.01)級に分けられる。そのため,A級はC級の100倍数多く地震を起こしているはずだが,実際の発生数は同程度であることから,C級はA級の100倍存在すべきだが,『新編日本の活断層』(1991)ではA級の数は約90,C級は約660であるため,C級活断層の多数が未発見であるという仮説。浅田(1991)により提起。C級の変位速度が侵食・堆積速度よりも遅く変動地形として認識されないことによる。地震危険度の過小評価へつながる重要な問題。参考文献:浅田(1991) 活断層研究,No. 9:1
執筆者:遠田 晋次
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

