20世紀西洋人名事典 「C.E.ギイ」の解説
C.E. ギイ
Charles-Eugène Guye
1886.10.15 - 1942.7.15
スイスの実験物理学者。
元・ジュネーヴ大学教授,同大学理学部長。
セントクリストフ(スイス)生まれ。
スイスの名門出身。1888年ジュネーヴ大学に学び、理博を取得。1894年よりチューリッヒ工科大学教授となり、多相発電機、ヒステリシス現象を研究。ここでアインシュタインが学生の一人として学ぶ。1900年ジュネーヴ大学に戻り、引退するまで教授をつとめた。高性能の装置を設計し、ローレンツ理論の「フィッツジェラルド‐ローレンツ収縮」の証明を試みる。精緻な実験を行い、’17年ローレンツ、アインシュタインを支持する結果を発表。理学部長をつとめる。著書に「L’évolution physicochimique」(’22年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報