…研削といしや研磨布紙用の研磨材としてはアルミナ質,炭化ケイ素質が多く使われるが,アルミナ質は炭化ケイ素質に比べて一般に靱性に富む。難研削性の鉄鋼材料には最近,立方晶窒化ホウ素(cBN)が用いられるようになってきた。ダイヤモンド(合成,天然)は超硬合金,ガラス,セラミックスの研削に賞用されている。…
…1957年アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)社で開発され,約10年後に商品名ボラゾンBorazonとして商品化された。この立方晶窒化ホウ素cBNはダイヤモンド(ヌープ硬さ7000~9000)に次ぐ硬さ(ヌープ硬さ約4700)をもち,ダイヤモンドに比べて耐熱性に優れ,鉄系金属との反応性も小さい。cBN砥粒は耐熱超合金,高速度鋼,ダイス鋼などの高硬度難削金属の研削に賞用される。…
※「CBN」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...