ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボラゾン」の意味・わかりやすい解説 ボラゾンborazon 窒化ホウ素 BN のうちダイヤモンドに似た三次元構造をもつもの。 1957年 R.ウェントーフは通常の六方晶系の窒化ホウ素を 1800℃,8万 5000気圧に加熱して立方晶系,閃亜鉛鉱型構造のものを得,これをボラゾンと命名した。性質はダイヤモンドに似ているが,硬度はダイヤモンドをしのぐ。研磨用,切削工具などに利用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報