ボラゾン(その他表記)Borazon

翻訳|Borazon

デジタル大辞泉 「ボラゾン」の意味・読み・例文・類語

ボラゾン(Borazon)

等軸晶系窒化ホウ素CBN)の商品名。硬度ダイヤモンドとほぼ同じで、超砥粒として用いられる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボラゾン」の意味・わかりやすい解説

ボラゾン
borazon

窒化ホウ素 BNうちダイヤモンドに似た三次元構造をもつもの。 1957年 R.ウェントーフは通常六方晶系の窒化ホウ素を 1800℃,8万 5000気圧に加熱して立方晶系閃亜鉛鉱型構造のものを得,これをボラゾンと命名した。性質はダイヤモンドに似ているが,硬度はダイヤモンドをしのぐ。研磨用,切削工具などに利用される。

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化学辞典 第2版 「ボラゾン」の解説

ボラゾン
ボラゾン
borazon

窒化ホウ素のうち,せん亜鉛鉱型,立方晶系の(c-BN)のこと.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のボラゾンの言及

【窒化ホウ素(窒化硼素)】より

…この変化はアルカリ金属またはアルカリ土類金属によって触媒作用を受ける。1957年アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)社で開発され,約10年後に商品名ボラゾンBorazonとして商品化された。この立方晶窒化ホウ素cBNはダイヤモンド(ヌープ硬さ7000~9000)に次ぐ硬さ(ヌープ硬さ約4700)をもち,ダイヤモンドに比べて耐熱性に優れ,鉄系金属との反応性も小さい。…

※「ボラゾン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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